医薬品の飲み合わせには注意が必要です
2017年01月23日
医薬品が安全で効果的に作用するように、飲む量や時間が決められています。1日3回服用する薬は8時間おきに飲むのが一番よいですが、飲み忘れなどを防ぐため、食後3回と指示が出ることが多いようです。食前、食後と指示される薬は、食前は食事の30分前に、食間は食事の2時間後に服用します。1日4回と指示される薬は、厳密に6時間おきに服用するのは困難なため、朝、昼、夕食後の3回と寝る前に飲みます。
食後、食前、食間などと指示された薬は、食事を抜くと忘れがちですし、特に食後服用の薬は食べていないから胃に良くないと飲まない場合も多いようです。しかし薬は食事に関係なく時間が来たら飲むようにしましょう。食べ物の中には薬の効き目を増大して副作用を出やすくしたり、逆に効き目を低くさせる成分が含まれているものがあります。コーヒー、紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは多くの薬に影響を与えます。
アルコールも同じく特に向精神薬や降圧薬、高てんかん薬などは飲み合わせに注意が必要です。煙草と風邪薬、鎮痛薬、抗うつ薬、経口避妊薬など納豆やビタミンKを多く含む野菜とワルファリンカリウム製剤、お茶や卵、豆腐、牛乳、パンなどと鉄剤や抗不安薬、牛乳と下剤や抗生物質なども同様、注意が必要です。